感情は、言葉だけでは伝えきれないこと
がある。
言葉にできない感情が湧いた
時、人はどう表現すればよいのか。
わたしたちは、文化的背景が強い茶道の
場で
“脳波から生み出される音楽によっ
て、感情の揺れ動きを表現する”
実験を、
一人の亭主と12名の客人と共に行いま
した。
茶道には、先人が築いてきた厳格な作
法が存在します。
客人の感情が千差万
別だとしても、亭主に伝える言葉は定型
文になってしまいがちです。
「無言の茶室」では言葉を封じ微妙な感
情の変化を脳波音楽で表現することに
成功しました。